頂き物

□名前ははっきり詳しくと。
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「だぁーかぁーらぁっ!!!!!!!」

銀時は迷惑という言葉を知らないのだろうか。
昼時で混んでいるファミレスでそう怒鳴った。

「俺ぁ、そんなの身に覚えがねーんだよ!!!」
ダンッとテーブルを叩くと置いてあった銀時の大好物・パフェが床に落ちた。

しかし銀時はそんなのお構い無し。
それほどキレているのだ。
だが沖田はそんな銀時にびくともせず銀時の目の前で茶をすする。

トン。テーブルに飲み干したグラスを置くと沖田は言った。

「身に覚えがねーなんて冗談が巧くなりやしたね旦那ァ」

ニヤリと笑いそう言うが目は笑っていない。

そんな沖田に微妙に恐怖を覚える銀時。


何故二人はこんな事をしているのだろう。

事の発端は約三時間前―――――


――――…


「なんだってィ!!?」
真選組屯所内に沖田の声が響き渡る。
「だから、旦那が土方さんの部屋に入っていったんですが…」
山崎はそう言う。

「そんなバカな…」
沖田は顔を濁らせる。
山崎が旦那、と言うのは銀時の事だろう。

しかし銀時は沖田の恋人である。
なのに何故土方の部屋に入っていったのだろうか。

「嘘だろィ…」

冷や汗を垂らしながら山崎に問う。

「ほっ本当ですってば!!」山崎は言う。

確かにあの真選組の監察が言うんだ。
違いないだろう。
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