短篇夢
□イリスのアトリエ
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お昼過ぎ私は最近この時間が楽しみみたい…この時間が近付くたびに胸がドキドキする
「あ、いらっしゃい、いいものを沢山揃えておいたよ」入って来たのはクレイン君だ
「いつも助かるよ」
彼が来てくれるのはとても嬉しい…
「今日はなんのよう?」
「クラフトを買いに来たんだ3個」
私は袋に包み渡す
「まだー?デルサスがまたナンパしに行ったよ?」
リイタがクレイン君を急かす、羨ましいなあ…
「またか…今行く!それじゃありがとう」
「あ…毎度あり」
いつも…こうやって終わる私はクレイン君のそばに居られるわけでも役に立つ訳でも無い…
そんな自分がとても嫌いだ…
こんな事を思ってたらクレイン君はまた怒るかな
「いや…私の事嫌うかな…嫌だな…嫌だよ、私だって…私だって!」
今は誰も客が居なくて本当によかった
私が泣いてる姿を誰も見ていないから
「よし…」
店にClosedの札をかけ…
町の外に出た