創作
□想いが伝わるその時まで
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「この、コーヒーミルク」
「ぶっ」
一瞬でも、俺のことかと勘違いした自分が凄く恥ずかしい。
まあ、でも瑠嘉らしいっちゃ、らしいけど。
俺より10pも小さくて、顔もどっちかっていうと可愛い系の部類。
髪も、いっつもどっかしら跳ねてて、
俺を見てるクリっとした目は茶色で…。
そんな瑠嘉の全てが好き。誰にも渡したくない。
いつからかそんな感情を抱くようになっていた。
いつか、瑠嘉にこの想いが伝わるその時まで…
「なんだよ、けいちゃん。じっと見て」
…このままの関係でいいと思う。
「なんでもねーよ」