学アリNovel

□記念日
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「おはよ、棗!!」

次の日、昨日のことは何も無かったかのように
挨拶してくる蜜柑。

「おい、14日の意味分かったのかよ」

「え、あぁ・・・・うん!!」

「・・・もういい」

俺はどうしてこんな奴を好きなってしまったのだろう。
本当にこいつでいいのか、不安さえ感じる。
きっと、今だって俺の怒ってる理由も知らない。
そんなんでいいのだろうか。

「な、なぁ、棗・・・」

悲しそうな顔で俺を呼ぶ蜜柑。

「その・・・理由・・・教えてくれへん??」
 

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