学アリNovel
□記念日
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「なぁ、蜜柑。14日空いてるか??」
「え、14日??・・・あぁ!!バレンタイン??」
「まぁ、そうでもあるけど。他にもあんだろ」
「え、何々??バレンタイン以外に何かあったっけ」
俺は、油断していた。まさか、俺との記念日まで
忘れるとは。さすがに予想はしていなかった。
「・・・分からねぇならいいよ」
俺はそういい残して、その場を去った。
別に、蜜柑に本当の理由を話してやってもいいんだけど
やっぱり、自分自身で思い出して欲しかった。
俺にとって、どんな日よりも大事な日だから。