Re!Novel

□春
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「凪が気に入ってるのはいいんだけど
それなら防寒に気を配りなよね」

「例えば??」

「マフラーをするとか、コートを羽織るとか」

「…マフラー、千種のしかない」

黒曜ランドに寒さをしのげそうな物を
思い浮かべてみたけど
マフラーは千種のしかないと分かると
凪は悲しそうな表情で話した。

「全くしょうがないな。行くよ」

「…え??どこに?!」

「どこって、僕の家だよ」

当たり前だろ、というような顔で僕は話す。
僕は少し強引に凪の腕を引っ張り、
僕の家へ向かう。

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