Re!Novel
□料理
2ページ/8ページ
「今日はハンバーグを作ろうと思うの」
それは本当にいきなり。凪がいつものように
応接室に入り、第一声がそれだった。
「・・・はい??」
あまりにも突然の事だったから、僕は耳を疑った。
「この前、アジトでボス達のご飯を毎日作って
いるうちに、覚えたの」
「あぁ、あの時ね」
「確か恭弥、ハンバーグ好きだって聞いたから」
「けど、どうして急に??」
「いつものお礼にって」
僕は特に凪にしてあげられていない気がする。
感謝するのはむしろこっちの方だ。