薄桜鬼Novel
□行かないで
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「(あ。千鶴。やっぱりここにいた)」
俺は、千鶴の姿を見つけ、千鶴を呼ぼうとした。
しかし。
「お、沖田さんっ!!掃除は私一人で出来ますからっ」
千鶴の困ったような声が響く。千鶴は一人ではなかった。
――総司もいた。
「いいじゃないの、千鶴ちゃん。僕にもやらせてよ」
「大丈夫ですからっ。それより、沖田さん。お体は平気なんですか?」
「平気、平気。今日はいつもより調子がいいんだ。もしかしたら、
千鶴ちゃんが毎日僕の看病しててくれてるかな??笑」