学アリNovel
□嫉妬
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俺が「い」を言い終わると同時にルカが話す。
「俺、佐倉を好きになってもいいんだよね??
佐倉に告白してもいいんだよね??」
「・・・なんで」
なんでそんなこと俺に聞くんだよ。
俺はあいつの彼氏でも何でもない。
勝手に告白すりゃあいいじゃねぇか。
俺の知ったこっちゃねぇ。
「本当に・・・これでいいんだね??」
「・・・あぁ」
俺はそういい残し、ベンチを後にする。
ただ、俺はそう言ったことを後悔することになる。
あいつを誰にもわたしたくないと思うのに
なんで素直になれないんだよ
ルカにとられてもいいのかよ
俺はあいつを守りたいのに、こんなんでいいのかよ
あぁ、俺。こんなにもあいつが好きなんだな。
俺、嫉妬してるなんてバカみてぇ。