一日一本

一日一本(目標)
超短編
でもほんとは一週間で一本のほうが多いかもしんない!←
創作、夢、両方生存する予定。


コメおきがるに!
◆鼓動 


こんなに人を想ったのは初めてだった。
過去にも、未来にも、きっとこんなに深く、熱く、人を想うことなどないだろう。
君を想う度に心臓がきゅ、と切なく縮む。
君を少し見かけただけでどきどきと心臓が高鳴る。
友人に話したら、それは恋だと教わった。
しかし、私にはどうにもこれが世間一般に言う『恋』であるとは思えない。思いたくない、のかもしれないが。
とにかく、友人の言葉より、私はこの感情は『愛』の方がふさわしいと思って、君をただ想い続けた。
毎日、毎日。私の心を埋め尽くす君への愛。
毎日、毎日。心臓の激しい鼓動を感じていた。
日に日に私の鼓動は大きくなった。
日に日に君への想いも増していった。
だけど、ある日。
君が、とても君らしくない事をしていた。
少し見ない間に、とても君は褪せていた。
あの、鮮やかで、繊細で、柔らかな君はもういないというのだろうか。
私は、激しい鼓動を続けた心臓に、何とも言えない痛みを感じた。
いや、痛みではない。これは、愛が消える感覚だ。
私の心を、思考を、全てをなみなみと満たしていた君への愛が、瞬時にしてどこかへ流れていってしまった。
それがすべてなくなった時、私の中は空になった。
何も残らなかった。
強いて挙げるならば、この虚無感だろうか。
君を想い、輝いていた私の瞳は色を失った。
君への愛で動いていた心臓は、途端に、鼓動の仕方を忘れてしまったようで。
私の心臓は静かに鼓動をやめた。
『愛』だと錯覚したそれは『恋』のような『憧れ』であったのだと、気付いた時には遅かった。

私は、死んだ。






あれ?
最初書こうとしてたのからなんかそれた^q^

2011/10/19(Wed) 21:22

by 隣音
ひいい更新サボっててごめんw

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by 香音
隣音の新しい小説久々ですなw

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