一日一本

一日一本(目標)
超短編
でもほんとは一週間で一本のほうが多いかもしんない!←
創作、夢、両方生存する予定。


コメおきがるに!
◆愛して (MZD夢) 




夜中の1時を回った頃。
チャイムの音で、清は目を覚ました。
時計を見て、こんな時間に誰だ、と顔をしかめた。

それでも、もそもそと布団から出て眼鏡を取り、玄関へ向かう。
玄関の鍵を開け、ゆっくりと戸を開けた。

「どちら様ですか……。」
「オレだけど。」

眼鏡をかけながら訊くと、一言。
聴きなれたその声に、清は、一気に目が醒めた気がした。

「……こんな夜分になんの用ですか。」
「てかこんな夜遅くにチャイム鳴って確認もせずに出るなよ!危ないだろ!」
「じゃあこないでくださいよ。」

急に半ば怒ったように言うMZDに、呆れ顔の清。
清の正論に、MZDは言葉を詰まらせた。

「それで?仕事か何かなら夜が明けてからにしてください。」
「いや……そうじゃねーんだよ。」

どこかいつもより奥手な態度のMZDに、清は首を傾げた。
すると、急にMZDが両手を広げた。

「……今、俺が『愛してくれ』っていったらどうする?」

普段よりは幾分か頭の回転の遅い清に、MZDはそう言った。
それは言葉どおり、「愛してくれ」ということなのだろうか。
清は数十秒考えてから、MZDの肩を持って引き寄せた。
MZDは殴られるか、とも思いながら、抵抗はしなかった。

ちゅ、と軽い音。
MZDは唇が柔らかい何かに一瞬触れた事しか理解できていなかった。
清は少し眠そうな目でMZDをドアの外にまた押しやった。

「それで我慢してください。」

おやすみなさい、とも言わずに、清は静かにドアを閉めた。
MZDは暫しそこに立ち尽くしていたが、少しして、初めて彼女の方からキスをしたことに、顔が熱くなっていくのを感じた。
そして、はっきりとその事実を理解して、へなへなと座り込んだ。

「反則だろ……。」

翌日、彼女はこのことを覚えているのだろうか。





end



神様の愛=キス
という理解の清←
ちなみに彼女は自分がキスしたなんて憶えてません^q^
神様ェ…w


 

2011/04/13(Wed) 22:59

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