詩部屋。
□詩
2ページ/12ページ
わからない
幸せ、それは何を以って幸せだというのか
不幸せ、それは誰が決めたのか
僕は、こんなにも混沌とした世の中で
くっきりとした輪郭を持つものなど、一つでも知っているのだろうか
わからない。
なにをどう理解すればいいのか
個として生まれ、
しかしその『個』ですら、『素』である母と血肉をわけたものなのだから。
どう解釈すればいい
僕は、『僕』なのだろうか
何を以って『僕』なのだろうか
何を以って『他人』なのだろうか
何を以って『世界』を定義付けるのだろうか
わからない、
ワカラナイ。
その答えは、
どこにもなかった
(そう見えたけど)
(実は、もう。)
(とても混沌とした『僕』という『存在』の手の中にあった。)