一日一本

一日一本(目標)
超短編
でもほんとは一週間で一本のほうが多いかもしんない!←
創作、夢、両方生存する予定。


コメおきがるに!
◆ぐらすとれーど(MZD夢) 



カラン、と机の上にペンを転がして、清は背を伸ばした。
やっと書類整理が終わったらしい。
それを視界の端に捉え、MZDは「お」と小さく声を上げた。

「流石じゃねーか。もう終わったのか?」
「これくらいが平均ではないですか?」

アナタが遊びまわってて仕事のペースが遅いんです。
MZDを見ることもなく、呆れた目で言う清に、MZDはざっくりと心を貫かれた気分だった。

「……俺神様だし?」
「関係ありませんね。」

またもすっぱりと返される。
しかも清はMZDを見るどころか、自分の眼鏡を拭いている。
その様に、再び傷心するMZDではあったが、眼鏡を外している清を珍しそうに見た。
さすがにその視線が気になったのか、清は怪訝な表情でMZDを見た。

「……なんですか。」
「いや……清が眼鏡とってんの珍しいな。」
「拭く間くらいとるでしょう。」

何がそんなに珍しいのか、とでも言いたげに、清は眼鏡をかけなおそうとした。
が、それをMZDが瞬間移動して止めた。
急に自分の真横に現れたMZDに多少驚きつつ、清は「何ですか?」と尋ねた。

するとMZDは、自分のサングラスを取った。
清はその行動が理解できず、首を傾げる。

「せい!」
「は?!ちょっ……!」

急に自分の顔に手を伸ばされ、驚きながらも清は声を上げた。
MZDの手が離れたのを確認してから、何するんですか、とMZDを睨みつける。
しかし、その視界は不思議と暗い。
その上、うっすらと黄色い。

「……あんま似合わねーな……。」
「勝手に着けて『似合わない』は失礼ですよ。」

超似合う!などと言われても困るのだろうが、清は深いため息を吐いて、サングラスを外した。

「うお、これ……キッツいな……。」
「……は?」

清が目をやると、自分の眼鏡をかけているMZD。
彼が透明なレンズを着けている、というのも珍しい。
サングラスを外す以上に、だろう。
しかし、清はそれよりもMZDのふらふらとした足取りを不安に思った。
そして、案の定。

「やっべ、気持ち悪……。」

ふら、とMZDが倒れる。
それを間一髪で清が抱きとめた。

「まったく、何やってるんですか。」

呆れながらも、清はそっとMZDから眼鏡を取った。
「悪い。」とまだ少しつらそうにMZDが顔を上げた。
なかなか近い。
そこで、MZDが一言。

「……ちょっとときめいた。」
「……どこぞの乙女ですか。」






end



ギャグ^q^
眼鏡ネタきたああああああ!!!
って思ったんだけど、
「お相手で眼鏡かけてそうなの誰だ?」
って考えてたら、逆転の発想で眼鏡をかけてるヒロインである清になりました。
MZDが「ちょっとトキめいた。」っていうのはまじです。
キュンって。なったんだと。
清がイケメソだったんだね^q^うんww
しかし迷走してる…

2011/04/07(Thu) 20:19

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