†右京×綱紀†
□目には目を、キスにはキスを
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『目には目を
キスにはキスを』
「あのぉ…右京さん…」
「ん?」
なんていうか…
ちょっと緊張感漂う
今この時
右京さんは
一体何がしたいんだろう
銀色の髪がおかしなほど似合う
綺麗な目で見てきて
俺は
ギター練習中だ
「あのぉ…右京さんてば」
「なぁに?」
「何で見てんの?」
「とくにないかなぁ
」
ねぇのかよ…
右京さんは
やっぱりよくわからない
鬼と戦いすぎて
おかしいんだろうかι
「綱紀君…楽しい?」
「えιまぁ…好きだし」
「ふぅん…出掛けるよりも?」
「楽だし、そうかも」
「話すよりも?」
「どちらかと言えば」
明らかに
右京さんと話すより
楽だし
「…じゃぁ…キスは?」
「あ?」
「だからねぇ、キス
」
キス………?
はぃ?
「キスしてるより…いいの?」
「ま…真顔で聞かないでくださいょ」
「真剣だから
」
真剣て……
何でこの人は…
俺はわざと無視して
またギターを弾き始める
これで黙るかな…
でも……
右京さんがこんなことで黙らないのは
うん……わかってた
「綱紀君、こんな言葉知ってる?」
「ん?」
言葉?
「目には目を」
「あぁ…習ったかも…」
「キスにはキスをってね
」
「ぇ?………んっ」
ちゅっと
いきなり唇を塞がれる
何をされたか認識するのに
ちょっとかかった
「んぅ…んっ」
「はは
可愛い綱紀君
」
離れる時
俺と右京さんの唇に
銀の糸が架かる
右京さんはわざと
笑いながら
その糸を俺の唇に
擦りつけてきた
独特のぬめりが
厭らしい感触を醸す
「なに…すんですか///」
「いい言葉だょね」
「…こんのっ」
右京さん…キス上手い
じゃなくて…
ふざけんなぁぁぁ!!
キスにはキスをって…
めちゃくちゃ過ぎる!
俺は右京さんを殴って
別の部屋に駆け込む
顔が熱い///
でも
その後また
イロイロされたのは
いつか
話します(泣)
†