†右京×綱紀†
□唇
1ページ/2ページ
「つ・な・きくぅん♪」
「あ゛?」
ある依頼人のない
平日の日
ちょっと不機嫌な俺に
右京さんが話しかけてきた
いつものように
無駄にテンションが高い
「嫌だなぁ
怒らないでよ
」
「機嫌悪いんですよ」
「んん?どうしてぇ?」
「…別に」
そっけなく応える
今は誰とも
話したくない
幸い
右京さんを除いては
今は誰もいない
買い物で
出掛けているのだ
あぁ…でも
幸いでもない
右京さんだからι
「あっち行ってくださいよ…右京さん」
「冷たいなぁ…」
「俺1人にしておいた方がいいですよ…?」
溜め息混じりで
右京さんに言う
今は特に何もしてないのに
八つ当たりしちゃいそうだ
でも
こんなんで引く
右京さんじゃぁないι
「1人じゃ寂しいよ
」
「
の意味わかりません」
「えへへ
そんなの決まってるでしょー?」
???
意味わからんι
決まってるって
一体何だろう
イライラする
でも
右京さんに尋ねてみる
「何が決まってんの?」
「そりゃぁ…」
「?」
不思議に思って
俺は右京さんの
顔を見る
どうせからかって…
!?
「んぅっ!?」
え?
う…右京さん…?
「ん…ぷはっ」
「な、な、な…右京さん///」
「ちゅーしちゃったね
」
「///ッ」
な…右京さんが
俺に
キス…
キス…したぁぁ!!
「あれぇ?顔赤い
照れちゃったぁ?」
「てめぇ…っ!」
「う゛ぁ…痛い痛い
」
何してんだ!!
意味がわからない!!
「何で…キスしてんだ!?」
「だってぇ
綱紀君…好きだもん
」
好き…ι
「好きって…好き…ですか?」
「そ
」
唇に手を当てて
右京さんは言ってきた
唾液の籠もったキスで
唇がヌルッとしていた
「濡れてる
」
「う…右京さん…」
「綱紀君大好きだよ
」
バシッ!!!!
まぐれだろう
まぐれであってほしい
唇から
始まってしまった
恋なんて…
†