□第2章
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次の日からあたしは傭兵団員として入った。

「ラン!」

「ミスト…」

「はい、これ!」

渡されたのは服。

「服…?」

「うん、そんな格好じゃお仕事も出来ないからね!」

着てみて、と服をすすめる。

「わぁ!似合ってる!」

「………」

「嫌…だった?」

ミストが寂しそうに顔を覗いてくる。

「あ…すごく可愛い…」

「ほんと!?よかったぁ、自分で縫ったんだぁ」

「ありがとう、ミスト」

あたしは少し笑った。

「あ、笑った。」

ミストも笑ってあたしの鼻をつついた。

「じゃあみんなのいる所いこう!」

「…うん」

「大丈夫!ウチの人みんないい人だから!」

あたしはミストに手をひかれ部屋に入った。

「おはようラン、みんな待っていたぞ」

アイクは笑ってあたしをみた。

「あ…はい」

言われるがままに席についた。

「はじめまして、私はティアマトよ」

隣にいた綺麗な女の人が挨拶をしてくれた。

「ラン…です。」

「よろしくね!」

一通り挨拶を済ましてみんな仕事にかかりに行った。

「アイク…あたしはどうしたら良いですか?」

「あぁ、今日はみんなの仕事でも見ていてくれ」

そう言うとアイクは行ってしまった。
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