□第1章
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今日も空は晴れていた。

「おい、起きろ!」

監守の蹴りで1日が始まる。

周りは目の色を無くしたラグズばかり。

そう、あたしは人間なのに奴隷として働かされていたのだ。

「さっさとこれを運べ」

「………」

黙って思い荷物を持ち砂利の上を裸足で歩く。

「っ」

尖った石をふんで荷物を落としてしまった。

「お前…立て!何をしているんだ!」

「く…っあ」

失敗をすると鞭で打たれ殴られる。

他のラグズ逹はそれを見て見ぬふりをする。

それがここの常識。
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