□月と太陽
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太陽がチリチリと俺を照らす。
「あっちぃー…」
この長い髪をばっさり切ってやろうかと思うくらいあつい。
「シノン」
俺を呼ぶ声。
振り返ると涼しげな髪の色をしたやつ。
「あ?なんだよアイク」
「・・・・」
「・・・・」
「・・・・」
「んだコラァ!!」
暑いから俺も頭に血が上る
「シノンは、月みたいだな」
「は?」
「みんなを影からささえてたりするから月だ」
「誰が月だと!?」
訳わかんねぇ。
俺がなやんでいるとアイクはいつのまにかいなかった。
「月か、ならお前は太陽だ」