□おつかい。
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ヨファとミストがこんな年になって初めておつかいに行った時の話。
「誰かおつかい行ってきて」
「ミスト行くー!!」
「ミストちゃんが行くならぼくも!!」
「じゃあ2人でこれ買ってきて」
渡された紙の内容は、この二人じゃ持てそうな内容じゃなかった。
リスト
・リブローの杖
・鋼の剣
・料理酒
・肉一キロ
・大鍋
・きずぐすり
・魔道書
隣で聞いていたオスカーが目を見開いた。
「少し多すぎないかい?」
「あの二人も大きいし大丈夫よ」
「・・・・・・」
ティアマトの無茶ぶりにオスカーはバレない程度にため息をついて戻って行った。
「じゃ行ってらっしゃい!!変な人について行っちゃだめよ!!」
「分かってるって!!いってきまーす!!」
「・・・・・・・」
ミストとは反対にげんなりするヨファ。
「どうしたの?」
「量・・・多くない?」
「大丈夫だって!!」
「・・・・うん」
トボトボとミストについて行くヨファを後ろからオスカーが見ていた。