□月明かりに照らされて。
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「寝れんな…」

大きい体を起こして部屋をでる。もちろん向かう先はネサラの部屋。

ノックも無しにドアを開ける。

「ネサ・・・・」

ネサラは窓際に座って月を見ていた。

漆黒の翼が月明かりに照らされ、白い肌も一段と透き通っていてティバーンは息を詰まらせた。

「・・・ティバーンか」

「ネサラ・・・」

「どうしたんだ?」

「寝れん」

ネサラは凄く呆れた顔をした。
というか、呆れた。

「はぁ・・・子供じゃあるまいし。」

「ネサラは寝ないのか?」

「俺はまだ書かなきゃならない書類がある。これはちょっとした息抜きだよ」

目を少し細めティバーンを見ながら微笑む。

そんなネサラを愛おしく思った。

「ネサラが微笑むなんて珍しいな」

「俺だって微笑んだしするさ」

今度はさらに目を細め笑った。

「笑った顔の方が似合う」
「そりゃどうも」

「ずっと俺のそばで笑ってくれ」

「・・・あんたの時だけな」
頬を赤らめネサラはティバーンを見つめる。

それと同じようにティバーンもネサラを見つめる。

「ティバーン」

ネサラがティバーンの肩に腕を回し顔を近づける。

「ネサラ・・・」

口づけを交わす。

「ティバーン・・・愛してる、世界中の誰よりも・・・」

さらに深い口づけを交わす。

「オレも・・・愛してる」


月明かりに照らされて、口から引く銀の糸をみてネサラが笑う。

そしてティバーンもまた笑った。










あとがき

これって甘い?
書いててはずかしい^^*
やっぱりティバネサ最高!!

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