もも缶

□surprise
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今日はクリスマス。
残念ながら予定が合わずイブを二人で過ごすことはできなかったけれど…私にはこの方が好都合。
「ねぇ、今日は何の日か知ってる?」
イルミネーションの中を半歩先に進む、大事な背中に私は聞いた。
「クリスマスだろ?」
「ううん、違う」
今更何を?と振り返った彼に悪戯っぽく首を振った。
「は…?」
「お誕生日、おめでとう!」
「あっ…」
目を見開いて、驚く彼。
「ありがとう…」
こんなに優しい時間が流れるから…私にとっては聖夜よりも、貴方の誕生日の方がずっと大事なんだよっ!

from 秋月美夜

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