SSS




*小ネタをつらつらと*

◆Don't let her away 


「ね、クラウド。もし…もしもわたしがいなくなったら、どうする?」

ぽつりとそう呟いた彼女を見れば、俯いたままでその表情は読み取れない。
いつもそうだ。あんたは肝心なことは何も言わない。全てをあの花が咲いた様な笑顔で隠して、誤魔化している…いや、誤魔化されているのかもしれない、自ら。
気付いていた。ふとした時ーーー例えば、皆で団欒している時、旅の合間に一休みしている時…あんたはふと遠くを見つめている。そしてそんな時、あんたが消えてしまいそうな感覚に襲われて胸が苦しくなる。

「…ね、どうする?」

そう言って、エアリスは今度はこちらへ視線を向ける。
綺麗な微笑みをたたえていても、その吸い込まれそうな翡翠の瞳の中に、もう何度も見た色が混ざっているような気がして。
ああ。
またこの感覚だ。
堪らなくなってその華奢な身体を引き寄せて、力いっぱい抱きしめる。

「…クラ「そんなこと…」

「うん?」

「…そんなこと、考えたくもない」

どうか、ずっとそばに居て。
もう見て見ぬ振りはしないから。

だからーーーー

いつも笑っていて。

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リハビリ。
昔はこういうのが書きたかった気がする。

2013/12/01(Sun) 22:01 

◆no title 

踏み込まないように、
深入りしないように、
そうやって来たはずなのに。
気が付くと考えてしまう。

優しくされても、冷たくされても胸が痛くなる。

…こんな想い知りたくなかった。

2011/11/04(Fri) 21:03 

◆たぶんクラウド 

If I could see you once again,
what can I say to you?
How can I explain my feeling like this?
What should I tell you?

Sorry?
Forgive me?
I love you?…no way.

Suddenly, I realized.
I'd like to tell you
“Thank you“.
I really thank you for your words, your smile and everything you did…so for all of you.
I'm here now because of you.
You found me.
If I could see you once again, I'll say “thank you“ .
…And “I love you“ as well, If I could.

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辞書なしで自分が言いたいことをどれだけ表現できるか試してみた。
大した文章が書けない現実…
何となくクラウドです笑

2011/10/04(Tue) 18:53 

◆クラウド→エアリス 

見上げた先に満点の星空。
この光景を見るといつも思う。
君はこの星たちを見上げているのだろうか。それとも、見下ろしているのだろうか。

…願わくば、
同じ角度から見つめていますように。

姿が見えなくてもどうか傍に…。

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帰り道に見上げた空が、それはもう満点の星空でした。

2011/05/28(Sat) 23:43 

◆012:バッツとクラウド 

この世界に来てから、気になることが1つ。
他のみんなはアイツが持っているどでかい剣の方が気になるみたいだけど、オレにはそんなことよりもっと気になることがあるんだ。
そりゃ、皆の扱う武器の中でアイツの大剣は真似するのに扱いにくくて至難の技だったけどさ!
とにかくそれなんかよりもーっと目が離せないことがあるんだ!

黄色でツンツンふわふわしてるアイツの頭。

無性にわしゃわしゃってしたくなる。
そして今も目の前にそいつがいる。こっち向いてないし、1回くらい良いかな?良いよな!

「ボコー!!!!」
「え?うわ!バッツ??!!」
「うおー!この感覚懐かしー!!」
「おい、何なんだ?!」
「最高だー!!」
「…っいい加減にしろ!」

***

クラウドのやつ、ちょっとくらいいいじゃんか。
――――にしても、
「ああ、会いたいなあ」

早く片付けて、会ったら真っ先に抱き締めて、撫でてやるんだ。
だからそれまでは―――

「待てボコー!!」
「勘弁してくれ!!」

------------------------
ぜったいバッツはクラウドの頭が気になるとおもう。

2011/05/03(Tue) 00:23 

◆ツォン→エア 

黒いスーツ姿のその男は、いつもの如く町外れの古びた教会へと足を運ぶ。そしていつもの如く気配を消して入り口をそっと開けた。
すると、聞こえてきたのは笑い声が2つ。
視線を先へ先へと運ぶと、まず彼女が目に入った。そして、もうひとり。つい先日、任務を供にした陽気なソルジャーだ。身振り手振りで話をする彼に、彼女は一生懸命聞き入っている。

―――ああ、

(君はそんな風に笑うのだな)

その男の自嘲にもとれる笑みは、閉められた大きな扉の向こうに消えた。

(…私には、決して向けられないものだ)



CCプレイし始めたら、ツォンにとっても親近感笑
損な役回りばかりで不憫なヤツ…!

2011/01/17(Mon) 02:06 

◆めもめも 

俺はこんなこと、望んでなんていなかった。望んでなかったんだよ―――。

『トモダチ、だろ?』

物云わぬ君の馬鹿みたいにすっきりした顔が、今はとても憎らしい。

(俺なんか、見捨ててくれれば良かったのに)

ザックス+クラウド
CC終わったら書きたい話のひとつ。

2011/01/13(Thu) 23:29 

◆ナル麻衣( ボツネタ) 

「ここ、置くよ」

麻衣はそう声を掛け、ティーカップの乗ったソーサーをデスクの邪魔にならないところに置いた。

「…」

ナルは未だにモニターから目を離さないでいたが、麻衣がソーサーから手を放すとすぐにその綺麗な白い手が伸ばしてップを取り、口に付けた。
その一連の動作を見守っていた麻衣だったが、堪らず口を開いた。

「あのさあ!」

「まだ何か?」

麻衣が凄んでもちらとも此方を見ずに、ナルはそう答えた。

「何か言うことないわけ?」

「意味が分かりかねますが」

淡々とそう言ってのけたナルに、麻衣はぷちんと何かが切れるのを感じた。

「たまには"ありがとう"くらい言えないわけ?!」

麻衣がそう言うとナルはやっとモニターから目を離し、此方を向いた。

(な、何?)

その一瞬の間がひどく恐ろしく感じて、麻衣は後退りした。するとナルは黙ったまま手で、『おいで』のジェスチャーをした。

「え、なに…?」

そう言いつつも麻衣は恐る恐るナルの方へと歩み寄った。
麻衣がデスクのところまで辿り着くと、その麗人は今度は自分の口の横に手を添えて、耳打ちするような姿勢を取った。
訳が分からなかったが、麻衣はゆっくりとそこへ耳を近付けた。

がたん!

直後、麻衣は大きな音を立ててデスクから飛び退いた。

「い、、いま、なに…」

ぱくぱくと口を動かしながら麻衣は耳を押さえた。

「別に、なにも?」

「うそゆうな!」

そう、ナルは近づいた麻衣の耳に息を吹き掛けていた。
ナルは未だあたふたしている彼女が可笑しいのかくつくつと笑うとニヤリと笑った。そして―――

「Thank you so mach.」

「〜〜〜〜ッッ!!」

麻衣の顔はみるみる赤くなり、耳まで真っ赤に染まっていた。

(やられた!!)

羞恥やら怒りやら驚きやら様々感情がごちゃまぜになっている彼女を一瞥すると、ナルは何事も無かったかのようにまたモニターに向き直った。



「…ま、まいぷれじゃー」

「ヘタクソ」

やっぱり、いつまで経ってもこの天上天下唯我独尊な麗人には適わないと麻衣は痛感したのだった。

2011/01/10(Mon) 02:12 

◆エアリス(CC→本編) 

空から人が降ってくるなんて経験、2度とないと思ってた。だから――。

大きな音がして花畑に人が落ちてきた時、まさかって思ったの。
ずーっと待っていた彼がまたあの時みたいに降ってきたんじゃないかって。
心臓が五月蝿いくらいにどきどき鳴って、確認するのに躊躇しちゃった。
でも元気に育った花達の間から覗いたその顔は、彼じゃなかった。
光を浴びてキラキラと輝く金色の髪、女の子が羨んでしまいそうなくらい綺麗な顔立ち―――それこそ天使なんじゃないかと思った。
一瞬だけ、ちょっぴり残念な気持ちになっちゃったのはナイショ、ね。

でも、今思えばその天使はザックス、貴方からの贈り物だったのかな?
空と同じ色の瞳を持ったふたりは、わたしを驚かせてばっかり。
だけど、わたしの人生を沢山の色に染めてくれたね。

2011/01/08(Sat) 18:52 

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