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□真っ白な世界に君と二人
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「うわぁ〜!凄いね!」

「ああ、そうだな…」

昨日の雪により、外は真っ白になっていた。

「ひゃっ!冷たい!」

彼女はまるで子供の様に雪の中を走り回る。

「ジョット〜!!」

と、オレの名前を叫びながら、彼女はオレに向けて手を大きく振った。

オレも彼女に手を振り返す。

それを見て、彼女は笑みを浮かべた。



オレは今、とても幸せだ。

彼女はオレの全てを受け入れてくれた。

だから、オレはそんな彼女に応えたいんだ。

彼女を守り続けたいんだ。

彼女を愛し続けたいんだ。

彼女と…

彼女とずっと一緒に、死ぬ時が来るまで生きて行きたいんだ。

こんなことGが聞いたら“惚気”だって言われるかもしれないけど、

オレは本当に…そう願う。



すると、雪の玉がオレに当たる。

「やった!当たった!」

どうやら、彼女がオレに向けて投げたみたいだ。

「それ!」

オレも雪の玉を彼女に投げる。

「きゃっ!もう、やったな!」

そしてまた、彼女はオレに向けて投げる。

オレ達は雪の玉を投げ合う。日本で言う雪合戦だ。

彼女は子供の様に笑うから、オレもつられて笑う。

その後雪だるまを造って、雨月が言っていた“かまくら”を造って、雪まみれになって二人で遊んだ。



ふと、オレは動きを止めた。

「どうしたの?」

「なぁ…」

「…何?」

「お前のことを…愛してる」

オレは素直な気持ちを彼女に伝える。

「私もジョットを愛してるよ!」

彼女もオレにそう言ってくれた。

そして、オレ達は白い世界の中でキスを交わした…





真っ白な世界に君と二人





幸せな日々のとある一日、


オレ達は愛を確かめ合った…





end.

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