ShortNovel
□強い彼女の本心
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小鳥がさえずるすがすがしい朝の登校、白皇学院の正門をぞろぞろと通りに抜ける生徒達の中に綾崎ハヤテは桜色の美しい髪をした少女を見つけた。
「おはようございます、ヒナギクさん。」
「あら、おはようハヤテ君。今日もナギはサボり?」
「ええ、まあ…」
「全くあの子にも困ったものね。…じゃ、私全校集会があるから先いくわね。」
「はい、がんばってください。」
ヒナギクは桜色の髪をなびかせながら歩いていった。
「ヒナギクさん今日も凛々しいな〜…」
ヒナギクの凛々しい後ろ姿を見ながら一人佇むハヤテであった。
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