雑記
□貴方色と私色を混ぜたら
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綺麗な赤い髪と瞳。
本当に真っ赤で夕暮れみたいに綺麗ですねって言ったら、そんな事無いって返されたけど。
赤い貴方が好き。
尖ってて、でも最近はなんだか優しくなってくれた。お前のせいだって言われたけど意味がよくわからなかった。
たまに照れて耳が赤く染まってるのを見付けて凄く嬉しかった。
鮮烈な赤い貴方の背中を何度見つめて、いつからそれを追い掛け始めたのか。
貴方は私の事を真っ白だって言ってくれて、じゃあ貴方は赤のイメージですねって伝えた。
混じり気の無い、赤。
鮮やかに燃え上がる炎の様な、紅蓮の色。
惹かれて、憧れて、
何度もバトルしてるのに貴方はすぐ背を向けて行ってしまうから。
「好きです。」
と、その背中を掴んで告げた。
精一杯の勇気。もう一度貴方が好きです、とはっきり告げたら、貴方は振り返って彼の服を掴んでいた私の手を握って笑いました。
「俺のほうがずっと前からお前の事好きなんだよ。」
なんてちょっと偉そうに言われて、嬉しさと合混ざって笑ったら抱きしめて額にキスをくれました。
照れて顔を真っ赤にし、なにも言えなくなってしまった私を貴方はやっぱり少し偉そうな笑顔で見ていました。
貴方色と私色を混ぜたら、
恋の色になりました。
(貴方の鮮やかさで染まってく)
END