生徒会役員共

黒いパンツ
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「あーつーいー」
コトミのシャツは汗でぺたりと肌に張り付き、彼女の豊かな乳房は立体的に膨らみを持っている。
「トッキー、あっつーい」
「知るか」
「冷たいなー」
「暑いってのに寄りつくなよ…」
腕に当たる柔らかい乳房。自分のと比べて小さく溜め息を吐く。彼女、トッキーこと時は友人のコトミを軽くあしらう。
「クーラー付かないのかよ、この教室」
「タカ兄がいうには全教室に設置するには予算が足りない!だって」
「他の学校にはもう当たり前だぜ?校則といい色々と厳しい学校だなここは」
「私は縛られるの好きだよ、色々と」
「つっこまないからな私は」
「ははっ、突っ込むモノ持ってないでしょ?」
…疲れた、会話を途中中断し窓の外をちらりと見た。次の授業が始まる前、プールサイドにはちらほらとスクール水着を着た女子生徒が集まるのが見えた。
1時間程前はコトミたちは水泳の授業だった。まだ髪が乾ききっていなく、お互いタオルを肩に掛けたまま過ごしている。
「…あれ、会長たちのクラスだ。なんか騒いでるよ?」
「更衣室で覗きでもあったんじゃねぇのか?」

その頃シノたちは....
「アリア、今日は珍しくパンツを穿いてきたんだな」
「え?穿いてきてないよ」
「じゃあこの黒いパンツは一体誰のなんだ…」
シノが持っている黒いレースのパンツ。更衣室の棚の所に置いてあり、彼女はてっきり友人の七条アリアの物だと思ったのだ。
「そういえば前の時間は1年生の授業だったよ?」
「コトミたちの学年か…、これは後で生徒会室に持っていくか」
「シノちゃん、匂いで分からない?」
「……分からんな」




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