***HOLiC
□猫
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もう無理だ、侑子さんと出会ってから私は自分を制御出来なくなった
服を脱いで無防備な姿になった私を侑子さんは私をじっと見た
「こっちにいらっしゃい」
「…はい」
跪いて私は侑子さんを上目使いで見た、…ああ何て美しいんだろう彼女は
白くまるで死者のような肌を私は猫のように舐めまわした
「可愛いらしい、壊してみたいわ」
「貴方に壊されるのなら…それが本望です」
「あら、そんな事を軽々しく言って良いのかしら?」
「良いんです」
私は貴方の猫、忠実な猫
「…ちょっと良いかしら?」
ピチャピチャと水音を立てながら舐めているとふと頭を触られた
「もうちょっと激しいのが良かったですか?」
「いいえ、もっと顔を見せて」
魅せられていた、いつの間にか
「顔がベトベトするわ」
私のなんか舐めなくても良いのに
「苦かったでしょう?」
彼女は首を小さく振って笑った…
-終-