***HOLiC


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もう無理だ、侑子さんと出会ってから私は自分を制御出来なくなった
服を脱いで無防備な姿になった私を侑子さんは私をじっと見た


「こっちにいらっしゃい」

「…はい」

跪いて私は侑子さんを上目使いで見た、…ああ何て美しいんだろう彼女は
白くまるで死者のような肌を私は猫のように舐めまわした

「可愛いらしい、壊してみたいわ」

「貴方に壊されるのなら…それが本望です」

「あら、そんな事を軽々しく言って良いのかしら?」

「良いんです」

私は貴方の猫、忠実な猫

「…ちょっと良いかしら?」

ピチャピチャと水音を立てながら舐めているとふと頭を触られた

「もうちょっと激しいのが良かったですか?」

「いいえ、もっと顔を見せて」

魅せられていた、いつの間にか

「顔がベトベトするわ」

私のなんか舐めなくても良いのに

「苦かったでしょう?」

彼女は首を小さく振って笑った…






-終-
 

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