部活の後の侑士が…
□部活後の2人
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ー部活後
「なぁ、跡部。一緒に帰らへん?」
「あ〜ん、何でお前と帰らなきゃ行けねぇんだ」
「そんなこと言わへんで。帰るだけやから」
「ま、一緒に帰ってやらないこともないぜ。」
(跡部のやつ、ほんま可愛げなさすぎやで。そこが良いんやけど)
「忍足、どうしてだ?いつもは一緒に帰らないのに…」
「いやぁ、ただの気まぐれや。気にせぇへんで」
二人はずっととぼとぼと歩いて行く。
跡部は忍足によってこの後におこる事を知らない…。
「なぁ、跡部。喉、渇いたから自販機に寄らへん?」
「あぁ、良いぜ。俺様も喉が渇いてたところだ」
「跡部は午後ティーやったな。自分もそれにするわ。」
チャリん…。ガラガラ
「跡部さま、どうぞ。」
「おぅ、ありがと」
「なんかこの紅茶変な味がするぅ…よぅ…な」
「跡部はん、すみまへんな…」
ーー
「うっ…。なんか体が重い。あの後…覚えてねぇ」
「気がつきはったか」
「忍足。何だこの手錠は…」
「あ〜。暴れんよぉ、付けさせてもらったわ。」
「なっ、なに言っている。早く外せ」
「跡部。まだ、今の状況を理解していないようやけど。自分…今からされる事分かるやろ。」