短篇

□水の中、僕は彼の夢を見る
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 銀時は、最近、また、悪夢を見るようになっていた。


 その夢の中で、俺は新八を………………。


 おまえの血を浴びて、静かに哭いていた。



 銀時は、汗だくになった躰を風呂で流し、肌身離さず持ち続けている紙を開き文面に視線を走らせる。


 手紙には、謝罪と理由が書かれていた。


 だからといって、簡単に納得できるものではない。


 新八に、逢いたい。


 ただ、それだけだった。







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