短篇

□囚われて…
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 「何で、こんなとこでそんな事を……」

 新八は、必死に銀時に止めさせようとするが、

 そんな新八の思いを裏切るように、顎に手を添え、


「ほら、見ろ。新八 俺の兄弟がおまえを見てるぞ」


 そう言われ、新八の瞳に白血球王の姿が映る。

 あの碧い瞳が、自分の厭らしいところまで
見透かしているようで、羞恥でさらに顔が紅くなる。


「どうする、新八。おまえのやらしい所をあいつにも見せてやるか」


 必死に首を振る。


「だったら、俺が満足するまでおまえは俺にその身体を差し出せ」

 新八を支配する男は、そう言ってにやんとひとつ笑った。








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