短篇

□夜に咲く花
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 銀時と新八のふたりは、銀時の案内で花火がよく見える場所に来ていた。


 花火が上がる。


 新八は、夜空に艶やかに咲く花にも負けない笑顔を銀時に向けてくる。


 その笑顔にくらりとなりながらも、何とか自制する。


 「銀さん、どうかしたんですか」


 新八は、くすりと笑う。


 「何でもねーよ」


 そう返しながらも銀時の頭の中では、今日、どうやって万事屋に泊まらせるかの策略を巡らせていた。








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