短篇
□夜に咲く花
2ページ/2ページ
銀時と新八のふたりは、銀時の案内で花火がよく見える場所に来ていた。
花火が上がる。
新八は、夜空に艶やかに咲く花にも負けない笑顔を銀時に向けてくる。
その笑顔にくらりとなりながらも、何とか自制する。
「銀さん、どうかしたんですか」
新八は、くすりと笑う。
「何でもねーよ」
そう返しながらも銀時の頭の中では、今日、どうやって万事屋に泊まらせるかの策略を巡らせていた。
.
←
前へ
[
戻る
]
[
TOPへ
]
[
しおり
]
カスタマイズ
©フォレストページ