短篇
□夜に咲く花
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神楽は、銀時と新八に手を振って、
「これから、祭りの屋台全制覇してくるネ」
行くヨ、定春。
「おお、行ってこい」
「神楽ちゃん、気をつけて」
無茶は、駄目だよ。
神楽は笑って、
「大丈夫ネ」
そう言って、人混みの中に消えて行った。
銀時と新八は、顔を見合わせて笑い、
ほら、と、言うように、銀時の手が新八の手を掴み、指と指が、絡み合う。
新八の頬がほんのりと、赤みを増した。
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