短篇

□夜に咲く花
1ページ/2ページ



 神楽は、銀時と新八に手を振って、

「これから、祭りの屋台全制覇してくるネ」

 行くヨ、定春。


 「おお、行ってこい」

 「神楽ちゃん、気をつけて」

 無茶は、駄目だよ。


 神楽は笑って、


 「大丈夫ネ」


 そう言って、人混みの中に消えて行った。


 銀時と新八は、顔を見合わせて笑い、


 ほら、と、言うように、銀時の手が新八の手を掴み、指と指が、絡み合う。


 新八の頬がほんのりと、赤みを増した。








.
次へ  

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ