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□愛する人の為ならば
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─忍足家の日常─
チュンチュン...。
只今、AM7:00
妻、岳人の一声から忍足家の1日が始まります。
岳「侑士ーッ!!朝ご飯出来たぜーッ!!」
キッチンから岳人が叫びます。
侑「ん...。」
ですが、昨日は遅くまで仕事をしていたせいかなかなか侑士は起きません。
そこで、朝早く起きて朝ご飯の準備を手伝っている愛娘の絆那を呼びつけました。
岳「絆那、パパ起こしてきてくれるか?」
絆「パパぁ?あいッ!!」
元気よく返事をすると、一目散に侑士が眠っている寝室に向かいました。
ガチャッ。
寝室に入るとスヤスヤと侑士が眠っています。
絆「パパ、かっこい〜///」
こういう所はママに似たのでしょう(笑)
気を取り直して侑士を起こしにかかります。
絆「パパぁ〜朝よ〜?おっきちないとママがめだってぇ〜。」
侑「んん...。」
ゆさゆさと揺らしますが、侑士は寝返りを打つだけで起きません。
絆「むぅ...パパ起きにゃい。....あッ!!!」
手を可愛らしくポンッと叩くと、絆那はベッドの上に登り....。
ドスンッ!!!
侑「ぐぇっ!!」
思い切り侑士の腹に飛び付きました。
絆「パ〜パ〜あしゃだよ〜!!!」
侑「いてててて...過激なモーニングコールやなぁ。」
苦笑いしながら言う侑士。
絆「パパ、おはじゃいましゅ。」
侑「はい、おはようさん。」
ニコッと笑う侑士につられて、絆那もニコッと嬉しそうに笑いました。