詩集-みんなのうた-七月号(下巻)

□ろくさん
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「壱拾参回忌」




なもなきもの

ししても なもなきもの

なのあるもの

しして なをのこす

きみは らいばるだった

わたしなど

あしもとにもおよばないけど

みづからの いのちをたつことで

でんせつをのこした

でも きみは そんなことのために

しんだんじゃないと おもいたい

のこされた かぞくのかなしみを

しっているかい

わたしは それが ゆるせない

あした きみの じゅうさんかいき

めいふくは いのらない

きみこそ

あしたは

かぞくに あやまりたまえ

 

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