詩集-みんなのうた-七月号(上巻)
□彩珈さん
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「夏色」
鬱蒼と生い茂る若い緑
太陽が躍起になって肌を焼く
嫌いだったこの季節
じとりと額を這う汗も
うだるような暑さも
今現在さして気にならない
むしろ楽しんでいる
ぬるい風に飛ばされて
どこまでも行ける気がした
海に沈んだわたしを引き上げにいく
夏色に染まった夢のなかで
アイスクリームを舐める
こんな幸せ
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