詩集-みんなのうた-七月号(上巻)

□剣心さん
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「微睡む」



夜更けでもなく

夜明けでもない

ボクはまどろむ


裏切りもなければ

信頼もない時間に

ボクはまどろむ


少し空が白んで

朝が訪れる事を

知らしめる

暗闇が終えんと

鳥たちも囀り始め

静寂を消し去る


ほんの・・・

ひと時の一息

ボクはまどろむ


深い一瞬への誘い

ボクは何かに

覆われ包み込まれ

安心したかの如く

寝息を立てる

 

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