詩集-みんなのうた-七月号(上巻)
□らぶぁ〜☆彡さん
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「愛しのベィビィ」
髪をとかし
お気に入りのルージュで唇を彩り
椅子から立ちあがろうとした端から
汚い足でドレスの裾を踏む犬が尻尾を振って私を見つめる。
蹴っとばして
どかそうか。
その頭を撫でて抱き上げようか。
どこいくの?
なんてきかないで‥
あなたの知らないところなの。
あなたに関係ないところなの。
この暑いのに
毛むくじゃらの
私のベィビィ♪+。゜
あなたにドレスは似合わない。
愛しているのに
首輪のベィビィ♪+。
ひとりぼっちにしないでと‥
ドレスの裾を踏み締め潤んだ瞳で私を見上げてハゥと泣いた。
約束を
すっぽかして遊ぼうか
その頭を撫でて抱き上げようか。
困ったベィビィ♪+
いつだって
私のお出掛けの
邪魔をする。
呆れるベィビィ♪+。
もう泣きやんで
ボール遊びに夢中になって‥
愛しのベィビィ♪+。
私の可愛い
毛むくじゃら♪+。゜