詩集-みんなのうた-六月号(上巻)
□藤色・D・タケシさん
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「そんなこと」
酔いながら君を
口説いたのは
自信がなかったから、
自分に。
だって可愛い君なら
いくらでも
選択肢はあるし、
僕じゃなければ
いけないと云う
何かが僕に
あるわけじゃなし。
そんなことを
時々思いながら
君を抱くことがある。
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