詩集-みんなのうた-六月号(上巻)

□白けいとさん
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「白い音」



涙は零れた

幾重にも重なり流れた


君の言葉さえ

白い音に消されて

視界さえ見えなくなる


それならば

君の温もりだけは

伝えて欲しい


僕の頬に触れて

僕の涙を拭って


君の温度だけは

この冷たい涙よりも温かい



だから

僕を抱きしめて
 

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