詩集-みんなのうた-六月号(上巻)
□天空さん
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「存在理由」
夜10時
家族が寝静まった後
そっと家を抜け出す
街には弾き語る
路上ミュージシャン
ジュースを差し入れし
熱く語り合う
音に聞き惚れ
時を忘れる
自分の存在すら忘れ
夜の闇に溶ける
宵闇に
混ざり合ったまま
夜の街へと消えて行く
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