詩集-みんなのうた-五月号

□優さん
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「水≒」


見えているのに掴めない
掴んだはずなのに逃げていく

熱しすぎると蒸発するけど
冷やしすぎると固まってしまう

色は無色透明で
何色にだって変えられる

誰かの言葉で大きく波打ち
何かの音に怯えて震える

いつも形をとどめていない

(それは私の気持ちのように)

≒気持ち

 

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