詩集-みんなのうた-四月号

□こぴさん
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「桜ノシタデ」

春の日差し
ほのかに暖かく
ぬるりとした空気を掻き分けて

泳ぐように今、
辿り着いたは
幻惑の帳


・・・桜の木の下。



溢れる夢のように
ふわり舞う
無数の花びら


押し止めるよう
翳す掌


掠りもせで
留まることなく
流れる時。



幸せで、凄く。
なにもかもに哀しく
刹那に輝くイノチ
あああ!


このままここで
ずっと・・・

立ち尽くしていようか・・・・・・

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