Birthstone

□1ctのダイアモンド
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「なにしてんの?」



純白のドレスに身を包み、窓のさんに手をかけながら、空を見上げる彼女。

その横顔はとても綺麗で、同時にとても儚(はかな)かった。




「幸せすぎて、
 夢でも見てるような気がして」



だから、
願わずにはいられないの

どうか、夢なら覚めないでって






「ふーん、いいからいくよ」

「あ、ちょっ」



いきなり手を握られ、びっくりした。それでも着慣れないドレスに気をつかってゆっくりと歩いてくれる彼。

しばらくすると、教会の扉が見えてきた。扉の前にはスタッフや父が待っていて、彼がよろしくお願いしますと軽く頭を下げる。先に教会の中に入る前に彼がいった。



不安なんて
思う間もないくらい、


「これから嫌になるほど幸せにしてあげるから、覚悟しててよね」











幸せの始まり

(では、ふたり)
(‥…―誓いのキスを)







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