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□黄昏の出来事
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「三橋、入れていい?」
「ふあぁん…レンの、したのお口にも入れてぇ…」
スイッチの入った三橋のエロさにはマジでこっちが参ってくる。
でもそれが俺の前だけとなるとやっぱり嬉しかったりするのも事実だ。

すでにガマンできなくなってる俺のを、性急に三橋のそこに入れていく。
「っは、やっぱすげえ締め付け。」
「アッ、アッ…アッ…」
「三橋、中…出すからな…」
「ン、おねが…いっぱい、ちょ、だい」
肌の触れ合う音がいやらしく響きながら、俺は動きを早めていって、三橋の中に思いっきり出した。

「っふ……はぁ…はぁ…」
「あぁんっ!!!は、あぁっ!」
2回目だっていうのに思春期まっさかりの俺の精液はとどまることをしらず、
時間をかけて出し切った後、三橋に覆いかぶさるようにして一息ついた。

三橋はどうやら疲れて寝てしまったようだった。
疲労感を見せながらも、どこか幸せそうに寝息を立てている三橋の横顔に、
俺はこういう行為をするに至った経緯を思い出していた。


三橋は吸血鬼の一族だった。しかしそれはずっと昔の祖先の話で、今じゃその血もだいぶ薄れたけど、
定期的に異性の血液、もしくは体液が必要らしい。
普段はディープキスで唾液を与えるだけで済んでいたけど、このところ期末や試合などでで最近それすらやる暇なかったから、
今回は血と同等レベルの、高等な体液である精液を欲していたのである。

俺が三橋の秘密を知ったのはたまたまだった。
でも今じゃすっかり俺の役得になってしまっている。

コイツはこれからも俺なしじゃ生きられないだろう。

そしてたぶんきっと、俺もコイツなしじゃ生きられない。

落ち掛けた日に照らされている美しい横顔を見ながら、俺は三橋の顔にかかった髪をそっとすいてやった。
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