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□黄昏の出来事
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「阿部ー!三橋が倒れた。保健室まで付き添ってやってくんねぇ?」
放課後の部活ももう終わろうとしている中、2人しか居ないマネージャーのうちの一人がぶっ倒れた。
そのしわ寄せが、野球部公認の恋人である俺に回ってきた。まぁ、こんな役、俺以外に出来ないし、やらせる気もないけど。

「おい、大丈夫か?」とベンチで横になっている三橋に声をかける。
「阿部、くん…?ゴメンね、ちょっと…足りなくて…」
三橋の言葉を理解した俺は、すぐに三橋を抱きかかえてグラウンドの整備をしているメンバーに「わり、ちょっと行ってくるわ。あとよろしく。」と声をかけて保健室へ歩いた。
後ろから田島や水谷の冷やかす声を、完全に無視しながら俺は進む。


保健室に着いたが案の定養護教論の姿は見当たらない。
それをいいことに、俺は後ろ手で鍵をかけながら三橋に深く口づける。

三橋も俺のキスについてこようと、必死に舌を絡めてくる。
やっぱり三橋も相当「ガマン」してたらしい。

俺は三橋に気付かれないようにほくそ笑みながら、ベッドへとそっと近づいていき三橋を横たえた。
「なぁ?三橋。もしかしてキスだけじゃ足んねぇんじゃね?」
まだ息の整ってない三橋にそう問いかけると、三橋は顔を真っ赤と潤んだ目で俺を見ながら、ゆっくりと頷いた。


そのしぐさを待たず、俺はまた思いっきり口付けしながら三橋の服を脱がしていく。
あ、コイツまた胸でかくなってんな、などとよこしまなことを考えながらブラの中に手を入れ胸の感触をダイレクトに楽しんだ。
「ふぁ…あ…ン」
さっきのキスの影響もあってか、もうすでに三橋は敏感になっていた。

胸を揉み抱くことに夢中になっていると、三橋が痺れを切らしたように言った。
「ね…阿部く、…阿部君のあれ、もうそろそろ欲し…」

目を潤ませながらお願いする三橋にもっと意地悪したい気もしたけど、ひとまず俺のもあまり持ちそうになかったのでそのまま三橋の言う通りにする。
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