ギャグ
□ベグライダーとの信頼度を深めよう!!
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《参謀部》
今、室内にはテイトとヒュウガしかいなかった。
そして、せっせっと机に向かい、事務作業をこなしているテイトとそれとは対照的にぼけーっと椅子に腰掛けるヒュウガ。
「いやぁ〜、今日はいい天気だねぇ♪絶好のレクレーション日和だね。」
ザァーザァーと雨が降っているにもかかわらずヒュウガは言った。
「とうとう、目までおかしくなったんですね。グラサン変えたほうがいいですよ。何ならオレが、心置きなく別れられるようにそのグラサン、粉々にしてあげますよ。」
ヒュウガをみることなく、視線は机に向けたままテイトは言う。
「ちょっとテイト君、最近マジで冷たくない?冷たいよね、何で?」
不思議そうな顔をするヒュウガにテイトの眉間にシワが寄る。
「・・・消え失せろ、このだめグラサンが。」
ぽつりとしかし、しっかりと聞こえるように呟いたテイトだが、ヒュウガの耳には届かなかった。
ヒュウガの耳は、聞きたくないことな聞こえないようになっているのだ。
「それよりさぁ、テイト君ゲームしよう。ゲーム♪」
「はぁ〜!?ゲーム?あんたの目には、この書類が見えないのか?」
たっぷりと山積みになっている書類の束を指差すテイト。
「大丈夫だって!いいから、ゲームしに行くよ!」
半ば強引にテイトを引きずり歩きだした。
「さっ、着いたよ。」
ヒュウガが連れてきたところは広い体育館のようなところでそこには、横断幕がかけてあった。
『第一回 ベグライダーとの親密度を深めよう!!の会』
「なっ!?」
言葉を失うテイト。
しかし、その一瞬後には高速でツッコミを入れていた。
「グラサン!!何だよ、この『第一回 ベグライダーとの親密度を深めよう!の会』って!!」
「読んで字の如しだよ☆」
きゃぴっと可愛らしく言うヒュウガだが、それをみたテイトはげんなりしていた。
「じゃ、さっそく始めよっか!!」
そして、どこにいたのかアヤナミやカツラギが姿を現した。