ギャグ
□料理教室
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レッスン２
『野菜を切ってみよう。』
「では、洗い終わった野菜を切ってみましょうか。テイト君、あんまり力入れすぎないで優しくやってみて下さいね。」
「はいっ、わかりました。」
先ほどの野菜を洗う時の経験を生かし、先手必勝とばかりに釘を刺すカツラギ。
今回は、順調に行くか？と思っていると、やはり上手く行かなかったことを悟った。
「優しく、優しく、そうっと。」
包丁を手にしたテイトは若干顔を強ばらせているが、野菜は全く切れていない。
「テイト君？どうしたんですか？皮を切るんですよ。」
「えっと、力を入れないようにやってるんですけど・・・そうすると、こうなってしまうんです。」
不器用だ。
いや、不器用以前に問題がある気がする。
最近の学校では、常識を教えないのだろうか？
いくら、優しくと言っても限度があるだろう。
カツラギは、今度学校の必修科目に一般常識を入れるよう働きかけようと思うのだった。