ギャグ
□かわいい君に
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トンットンッ!!
テイトは肩を叩かれ首を捻り振り向く。
ツン、ツン
「うわぁ〜、やっぱテイト君のほっぺ柔らかいねぇ☆」
頬に当たっているのはサングラスをかけた不真面目少佐ヒュウガの人差し指だった。
「・・・少佐?何をして、いらっしゃるんですか?」
引きつる笑顔で手が出なかった自分をほめながら、ぎこちなく問いただしたテイト。
「やー、前から一回やってみたかったんだよね☆テイト君のほっぺって見るからに柔らかそうじゃない。」
今度は、テイトの両方のほっぺたを指で挟みびろ〜んと広げながらニコニコと答えるヒュウガ。
カチンッ・・・
ーーーーー
ミカエル様の降臨
「貴様、我が主の愛らしい頬にふれるとは・・・」
「どうしたの?テイト君?うわぁ〜、スッゴいもっちもちだよ。」
いつもとは感じが違うテイトに気づかないヒュウガは更にどこまで伸びるか試していた。
ミカエルの怒りは頂点に達した。
テイトの右手の緋い石から鋭い物体が飛び出す。
間一髪でなんとか、避けたヒュウガだが、そこでようやく目の前の人物の変化に気づいた。
「えっ〜と、どちら様?」
かなりヤバいな〜と感じ、少しずつ後ずさりしながら距離をとるヒュウガ。
「もう、お前に名乗る必要はない。貴様はこれから第九圏に連れて行ってやるからなー!!」
その後、ヒュウガは全身血まみれ虫の息状態でコナツに発見された。
しばらくは、テイトにちょっかいを出すことなく真面目に仕事に励むヒュウガだった。
*END*