ギャグ
□家族誕生?
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テイトの部屋に忍び寄る二つの影があった。
「どうなったかな?」
扉を開け中に入った二人は、ワクワクした様子でシーツを捲る。
中にいたのは、すやすやと眠る子供がいた。
(か〜わ〜い〜い〜い♪)
小さな声で囁き子供を起こさないよう、二人は手をパチンと合わせる。
朝になり、子供がもぞもぞと動き出した。
目を擦り、目の前にいる人物に話かける。
「おはようございます。」
「おはよう、テイト君。何か違和感ある?」
ラブラドールが尋ねれば、テイトは首を傾げて問い返した。
「お兄ちゃんは、だあれ?なんで、僕のお名前知ってるの?」
「僕は、ラブラドール。・・・ねぇ、テイト君こっちの人は誰だかわかる?」
一瞬固まるラブラドールだが、とりあえず状況を確認する。
「わかんない?お兄ちゃんはだあれ?」
笑顔で固まった二人に、可愛らしく首を傾げるテイトだった。