ギャグ
□ミカエル様のご光臨
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「おっはよう!!アヤた〜ん☆」
ヒュウガが、元気よく扉を開けるとそこは凍てついた世界でした。
「コナツー、どうしたの?しっかり、大丈夫?!」
「ヒュウガ少佐、この状態をみて大丈夫?!なんてよく言えますね!」
現在の状況は、我ら参謀長官アヤナミとそのベグライダーであるテイト=クラインが向き合っている。
いつもと変わりない。
・・・否、癒し系の可愛い天使がいつもは絶対しない姿勢(足を組んで如何にも偉そうな姿)でアヤナミと向き合っている。
「いつものテイト君じゃないよね?」
ヒュウガがぽつんとこぼすと、机に座っていた偉そうな天使がこちらに気づいた。
「貴様は、この前の愚か者ではないか?まだ、しぶとく生きていたか。まぁ、いいだろう。最近は主にちょっかいをだしていないようだな。」
(よかった!!テイト君にちょっかい出さなくて・・・)
とりあえず、今回は命拾いしたヒュウガ。
「今回は、貴様だ!そこの軍帽!!」
ピシリッ!!
部屋の空気がさらに冷たくなり、アヤナミの眉間にシワが一本増えた。
「貴様、私を軍帽呼ばわりとは・・・。何様のつもりだ。」
「軍帽のくせに頭が高い!!主に対して口のききかたがなっていないぞ。」
すでに、極寒地並みだった室内にブリザードが吹き荒れているような幻覚が透けて見える気がする。
「どうやら、しつけが必要らしいな!」
アヤナミの手から鞭がとび、テイトの右手からは金属のようなものが飛び出し交差する。
ヒュン!!
ガキン!!
何の因果か、弾かれた攻撃は全てヒュウガに向かっていた。
「何で、いつも、とばっちりがくるのー!?」
弾かれた攻撃は全てヒュウガにメガヒット!!し、参謀部の床にめり込むヒュウガ。
「それは、日頃の行いです。」
アヤナミとテイトのやりとりが始まった時点で移動したコナツは、柱の影からツッコんでいた。
しばらくして、『今日はこのくらいにしてやろう。』と、気が済んだのか破壊の大天使は去って行った。
残されたのは、無残なヒュウガと破壊し尽くされた元参謀部があるのみだった。
*END*